アカウントの保留金とは、チャージバック、クレーム、または銀行支払い取り消しによって発生する可能性のある返金などの対応を滞りなく進められるようにPayPalアカウント内に保留される資金のことで、この措置は他に利用できる資金がない場合に行われます。保留された金額は引き続きお客さまのものとなりますが、引き出しなどにご利用いただくことはできません。

通常、アカウントに保留金がある際にチャージバックまたは異議が提出された場合は、利用可能残高から該当金額が差し引かれます。ただし、お客さまが廃業された場合やPayPal支払いの処理を停止された場合は、今後の支払い取り消しに対して保留金を使用することができます。

お客さまのPayPalビジネスアカウントに設定される保留金には、定期保留金と最低保留金の2種類(いずれか、または両方を組み合わせたもの)があります。

定期保留金は、お客さまが日々受け取る各取引の決まった割合を保留し、一定期間経過後に保留を解除します。たとえば、お客さまの保留金を10%に設定し、90日間保留されるとします。これは、お客さまが1日目に受け取った資金の10%は保留されてから91日目に解除され、2日目に受け取った資金の10%は92日目まで保留されることを意味します。定期保留金は、最も一般的なタイプの保留金です。

最低保留金とは、ビジネス用PayPalアカウントの残高で保持する必要がある特定の最低金額です。PayPalでは、一定の金額に達するまで保留される資金の割合、または1回限りの金額(これは事前保留金として知られています)として最低保留金を設定します。

保留金は、設定された日から180日以内に審査されます。保留金の解除または保留金額の調整は、お客さまの事業実績に基づいて行われます。